新年のメッセージ

声明・談話

新年のメッセージ

 

 明けましておめでとうございます。
旧年中は、衆議院総選挙をはじめ各地域で私ども社民党の様々な取り組みにご支援・ご協力を賜り、心から感謝と御礼を申し上げます。

 社民党は昨年の総選挙で、「憲法を活かす政治」を掲げ、民意を無視する安倍暴走政治に終止符を打ち、戦争する国に歯止めをかけるため全力でたたかいました。残念ながら与党や改憲志向の政党に多くの獲得議席を許す結果となりましたが、これからもぶれずに日本国憲法の理念を活かす政治を追求し続け、多くの皆さんに共感・支持していただけるよう努力してまいります。

 国会では、「共謀罪」法の強行成立をはじめ、文科省の天下りあっせんや南スーダンPKOの日報隠蔽、森友学園・加計学園への安倍首相の関与疑惑など「権力の腐敗」が一層極まり、国民の政治不信を招きました。さらに与党は、臨時国会の召集要求拒否や冒頭解散、特別国会での野党の質問時間削減など、「謙虚、丁寧」とは真逆の横暴な姿勢をとり続けました。国会軽視の一方で、実質破綻しているTPPや沖縄・辺野古新基地建設、オスプレイ飛行訓練、原発再稼働など安倍政権による強行は、国民の暮らしに大きな負担と不安をもたらしています。この流れを止めるため、引き続き社民党が要石となって野党共闘を進めるとともに、院内外のリベラル勢力や市民の皆さんとの連携を強化し、国民生活最優先の政治を取り戻さなければなりません。

 今年は、安倍暴走政治の総仕上げとも言える憲法改正が重要な政治課題となります。安倍首相や自民党は、改憲項目として9条への自衛隊明記、高等教育の無償化、緊急事態への対処、参議院選挙区の合区解消の4項目を挙げていますが、9条以外は憲法を変えなくても法制化や法改正、財源の手当てで十分できる課題です。もう一つの改憲の口実とされる北朝鮮問題も、米朝の対話を促して平和的解決を追求することが日本政府の役割であり、脅威を煽って軍備増強を図ることは国民のいのちを逆に危険にさらすことになりかねません。聞こえのいい課題をダシに安倍政権が狙うのは、戦力の不保持・交戦権の否認を謳う憲法9条2項の死文化であり、2015年に強行した「戦争法」の合憲化です。憲法9条に自衛隊が明記されれば、災害支援・「専守防衛」の自衛隊がアメリカと一緒になって世界中で戦う軍隊へと様変わりし、「戦争する国」に変わってしまいます。社民党は、改憲の狙いや問題点を広く皆さんに訴え、「憲法を生かす全国統一3000万人署名運動」に取り組むとともに、安倍改憲に反対する野党や多くの人々と共闘して、憲法改正の発議を何としても阻止します。

 今度の通常国会には、2018年政府予算案をはじめ、個人増税目白押しの税制改正関連法案、働き方改革関連法案やカジノ実施法案、「TPP11(CPTPP)」の国会承認と関連法改正案など重要課題も山積しています。また、19年10月の消費税10%引き上げの是非も焦点になります。国民の暮らしと平和国家としての歩みが大きな岐路を迎える正念場の年です。社民党は、憲法改悪を決して許さず、いのちと暮らし、雇用、地域を守る活憲運動を展開し、「憲法を活かす政治」の実現に向けて全力で奮闘します。

 2018年が皆様方にとってより良い年となりますよう心から祈念するとともに、社民党へのさらなるご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2018年 元旦
社会民主党 党首  吉田忠智