四国電力伊方原発3号機の運転差し止めについて(談話)

声明・談話

2017年12月13日

四国電力伊方原発3号機の運転差し止めについて(談話)

社会民主党幹事長   又市 征治

1.広島高等裁判所は本日、2016年8月12日に再稼働した四国電力伊方原発3号機について、申し立てを却下した今年3月の広島地裁の判断を取り消し、四国電力に来年9月まで運転差し止めを命じる決定を下した。運転差し止め決定は、高裁レベルでは初判断であり、「阿蘇の過去の噴火で火砕流が到達した可能性は十分小さいと言えず、原発の立地は認められない」との判断は、住民の不安や懸念を受け止めた画期的なものである。伊方3号機は定期検査のため今年10月に停止し、四国電力は来年2月の営業運転再開を目指していたが、今回の差し止め決定を真摯に受け止めるべきである。

2.伊方原発は、使用済み核燃料を再処理したウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使い、プルサーマル発電を行うものであり、世界に類を見ないほど危険性が高い。しかも伊方原発は南海トラフの震源域の真上に位置し、5キロ沖合には中央構造線の活断層があり、安全対策もきわめて不十分である。伊方原発で万が一過酷事故が起これば、安全に避難する方法はない。また、甚大な被害が及ぶ対岸の大分や瀬戸内海の小島・離島などの住民に対する安全配慮や避難の実効性確保も顧みられていない。多くの住民の不安を全く無視し、いのちを危険にさらす再稼働は断じて容認できない。

3.社民党は、「伊方原発停止・廃炉」愛媛・大分・山口共闘会議や、「さようなら原発1000万人アクション」をはじめ、再稼働に反対する多くの市民の皆さんとともに、あらためて、伊方原発の問題点の徹底追及や再稼働差し止めを始め、原発再稼働阻止・脱原発社会の実現に向けた取り組みを一層強化していく。

以上