声明・談話

2017年6月6日

高浜原発3号機の再稼働について抗議する(談話)

社会民主党幹事長 又市征治

1.本日、関西電力は、全国で最も原発が集中する「原発銀座」にある福井県高浜原子力発電所について、先月再稼働させた4号機に続いて、3号機についても再稼働させた。全国で運転中の原発は鹿児島県の川内原発の2基と愛媛県の伊方原発の1基、そして高浜原発4号機と合わせて5基になる。昨年3月に大津地方裁判所は、稼働中だった高浜原発3号機の運転差し止めを命じる画期的な決定をしたが、その後高裁によって覆された経緯があった。高浜原発3号機は4号機とともに、制御が難しく安全性の余裕度を減らすものとの指摘があるMOX燃料を使用するプルサーマル発電である。活断層などによる地震の対策や津波対策も不十分であり、実効性ある多重防護体制もなく、使用済み核燃料の対策なども未整備のままである。いったん事故が起きれば、関西全域に甚大な被害を及ぼすことは必至である。住民の安全をないがしろにしたまま再稼働を強行した、関西電力、政府、原子力規制委員会に対し、断固抗議する。

2.東日本大震災から丸6年を迎えたが、東京電力福島第一原子力発電所事故は収束せず、原因究明もなされていない。新規制基準自体が、東京電力福島第一原発事故の検証や原因究明も不十分なままに決定されたものである。また、この間、電力需要ピークも原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続いている。到底、高浜原発の再稼働を容認できる環境にはなく、関西電力は3号機及び4号機の稼働を停止すべきである。

3.社民党は、原発再稼働を許さず、多くの市民の皆さんに寄り添い、改めて、高浜原発の問題点を徹底追及するとともに、「脱原発」社会の実現に引き続き全力を挙げる決意である。

以上