声明・談話

2017年5月17日

関西電力高浜原発4号機の再稼働に抗議する(談話)

社民党幹事長 又市征治

1.関西電力は、本日夕方、福井県にある高浜原子力発電所4号機を再稼働させた。高浜原発3号機と4号機については、昨年3月、大津地方裁判所が住民の不安や懸念を受け止め、運転の差し止めを命じる画期的な決定を行っていた。しかし、本年3月、大阪高等裁判所がこれを取り消し、再稼働を認めた経緯がある。社民党は、住民の安全をないがしろにしたまま再稼働を強行した、関西電力、政府、原子力規制委員会に対し、断固抗議する。

2.高浜原発3号機・4号機は、制御が難しく安全性の余裕度を減らすものとの指摘があるMOX燃料を使用するプルサーマル発電である。また、活断層などによる地震の対策や津波対策も不十分であり、実効性ある多重防護体制もなく、使用済み核燃料の対策なども未整備のままである。さらに、50キロ圏には近畿地方1400万人の「水がめ」である琵琶湖も存在する。いったん事故が起きれば、関西全域に甚大な被害を及ぼすことは必至である。

3.東日本大震災から丸6年を迎えたが、東京電力福島第一原子力発電所事故は収束せず、原因究明もなされていない。この間、電力需要ピークも原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続き、「電力不足」は発生していない。到底、高浜原発の再稼働を容認できる環境にはない。関西電力は4号機の稼働を停止するとともに、今後予定されている3号機の再稼働を断念すべきである。

4.社民党は、原発再稼働を許さず、多くの市民の皆さんとともに、改めて、高浜原発の問題点を徹底追及するとともに、「脱原発」社会の実現に引き続き全力を挙げる決意である。

以上