声明・談話

第88回メーデー・アピール

 全国の働く仲間の皆さん!

 メーデーは1886年5月1日、アメリカの労働者が8時間労働日を求めて起ち上がったことに始まりました。当時、アメリカの労働者は低賃金と長時間労働に苦しめられ、労働時間の短縮は切実な要求でした。こうした切実な要求を、働く者の団結と連帯の力によって実現させていくことの大切さは、今も変わりません。社民党は第88回メーデーを心からお祝い申し上げ、連帯と激励のメッセージを送ります。

 今年6年目を迎えた東日本大震災の被災地では、「復興格差」の広がりなど、今も多くの課題を抱えています。また4月14日に震災から丸1年を迎えた熊本・大分をはじめ、大地震、豪雨、豪雪、大火などの災害が相次いでいます。社民党は、「人間の復興」をめざし、一刻も早い被災地の復旧・復興と被災者・避難者の生活再建を進めます。原発再稼働を許さず、再生可能エネルギーへの転換を求めていきます。

 現在、「働き方改革」が議論されていますが、大企業に都合の良い「働かせ方改革」にするわけにはいきません。ワーク・ライフ・バランスを実現するには、まだまだ多くの課題があります。2000万人を超える非正規労働者の待遇改善も、十分ではありません。時間外労働への罰則付きの上限規制の設定は大きな前進ですが、繁忙期の上限を「月100時間」未満とすることが、過労死ラインに相当する残業にお墨付きを与えるものであってはなりません。「長時間労働の是正」と言うのなら、ホワイトカラー・エグゼンプションを導入する労働基準法「改正」案は撤回すべきです。ディーセント・ワークの視点で、働く者のための真の「働き方改革」を進めましょう。

 安倍政権は、違憲の「戦争法」に基づき、南スーダンPKOの自衛隊に、駆けつけ警護の任務を付与しました。憲法9条違反を避けるとためとして、現地の日報を隠蔽し、「戦闘行為」を「衝突」というようにごまかしてきました。政権にとって都合が悪い情報は隠す一方で、東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策を口実とし、内心の自由を罰し国民を監視する「共謀罪」の創設を狙っています。皆さんの力で4度目の廃案を勝ちとりましょう。沖縄辺野古新基地建設を許さず、「戦争法」廃止をめざしましょう。

 日本国憲法は、今年施行70周年を迎えます。この節目の年に、安倍首相は明文改憲に向けた準備を加速しようとしています。戦後の平和と民主主義の礎を根底から覆させるわけにはいきません。必要なことは、憲法を変えることではなく、憲法の理念や条文を平和と暮らしに活かすことです。社民党は働く仲間の皆さんと手を携えて闘います。ともに闘いましょう。

 第88回メーデー万歳!

2017年4月29日

社会民主党 党首 吉田忠智