声明・談話

2017年1月31日

2016年度第3次補正予算案の成立について(談話)

社会民主党幹事長 又市 征治

1.本日の参議院本会議で、2016年度第3次補正予算案が成立した。社民党は、災害対策や地方交付税の補填は必要であるものの、弾道ミサイル防衛関連経費の一部1706億円の前倒し計上など、防衛費の膨張への歯止めがなくなるとともに、補正予算の要件である緊要性に疑わしい内容が多く盛り込まれていることや、アベノミクスの失敗による1.7兆円の税収減を赤字国債で賄うものであることから、本補正予算案に反対した。

2.アベノミクスは、「果実」と言われる税収増がなくなったことや、16年平均の全国消費者物価指数(生鮮食品を含む)が前年比でマイナス0・1%となったこと、17年度の公的年金額が0・1%引き下げられ3年ぶりにマイナスとなること、2020年度基礎的財政収支が8・3兆円の赤字となり黒字化が絶望的になったことなどからも失敗が明らかである。アベノミクスの生み出す、大企業と中小企業の格差、都市と地方の格差、正社員と非正規社員の格差拡大などを食い止めなければならない。

3.今後、2017年度予算案の審議が始まるが、アベノミクスの問題点を指摘し、可処分所得向上を目指しGDPの6割を占める個人消費拡大や、地域、中小企業を元気にする「ボトムアップ」の経済政策への転換をめざす。具体的には消費税依存の不公平税制の是正、働き方改革、自然増を抑制し高齢者にとって非常に厳しい負担増を強いる社会保障予算、介護・待機児童対策の拡充を求める。さらに拡大を続ける防衛予算、沖縄の民意を無視した沖縄関連予算、TPP反省なしの農水予算、財政の立て直し、文部科学省の天下り問題、トランプ米新大統領に対する我が国の外交姿勢など、社民党は、アベ政治の暴走を止める立場から政府の姿勢を徹底的に正していく。

以上

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