声明・談話

2016年12月9日

九州電力川内原発1号機の再稼働に断固抗議する(談話)

社会民主党幹事長 又市征治

1.定期検査のため今年10月から運転を停止していた九州電力川内原子力発電所1号機は、昨夜再稼働し、本日臨界状態に達した。新規制基準下で、定期検査のために停止した原発が再稼働したのは初めてである。社民党は、住民の不安や安全をないがしろにしたままの再稼働に対し、断固抗議する。

2.川内原発は、運転開始から30年経過していることから、保守管理体制が懸念され、設備の劣化具合を評価し、保守管理方針を記す「保安規定」も長らく不備が放置されてきた。そのうえ巨大噴火の危険性、避難計画の実効性、要援護者避難の対応、地震対策や台風などとの複合災害対策の不十分さなど、専門家から多くの問題点が指摘されていた。

3.さらに川内原発は、4月の熊本・大分地震の震源となったと考えられる活断層上に建設されているといわれており、大地震が原発の直下で起これば、巨大な揺れに襲われ、放射能を大量に放出するような大惨事となるのは避けられないことから、住民の不安が募っていた。

4.「原発のない社会を作ろう」「ドイツにならい、鹿児島を自然再生エネルギー県に」などの主張を掲げて鹿児島県知事選に勝利した三反園知事は、住民が納得する避難計画や熊本・大分地震の収束宣言がない中での拙速な再稼働には反対などのコメントを出すべきであり、脱原発の思いを持つ県民の期待と負託に応えてほしい。

5.2011年3月11日から5年半が経過したが、東電福島第一原子力発電所事故はいまだに収束せず、原因解明もなされていない。住民の避難生活も続いている。昨年の夏も電力需要ピークを原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続いている。社民党は、新たな「安全神話」と無責任体制の復活を許さない立場で、改めて川内原発の問題点を徹底追及するとともに、原発再稼働阻止・脱原発社会実現への取り組みを一層強化していく。

以上