声明・談話

2016年12月8日

開戦75周年に当たって(コメント)

社会民主党党首 吉田 忠智

 いまから75年前の1941年12月8日、日本軍が米国の真珠湾に奇襲攻撃をしかけ、またその1時間前にはマレー半島コタバルでイギリス軍と戦闘を開始し、太平洋戦争が始まりました。12月8日をしっかりと胸に刻んで、国民の皆さんとともに、二度と戦争をしない、させないことを誓い合いたいと思います。

 安倍首相が真珠湾を訪問することになったこと自体は評価しますが、単なる慰霊ですますのではなく、犠牲者に真摯に向き合い、侵略戦争の加害者としての責任を語るべきです。そして、中国や韓国、朝鮮をはじめとするアジアの皆さんに堪え難い犠牲と苦痛を与えたこと、侵略や植民地支配、強制徴用などについても、しっかり心にとめて行動すべきです。

 また、安倍首相は、「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない」、「未来に向けた決意を示したい」といいながら、南スーダンPKOの新任務付与や日米ACSA改定など、「武力に基づく平和」を目指す政策を安倍政権が次々と推し進めているのは、大きな矛盾です。真珠湾において、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」との憲法前文の決意を明確にし、憲法第9条をしっかり活かし、日本が平和国家として不戦の立場で、これからも日本にしかできない平和外交を進めていくという誓いを国際社会に向けて明らかにすべきです。

 開戦から75年、再び日本を戦争の当事国にしかねない「戦争法」の発動を断じて許すことはできません。多くの皆さんとともに、「戦争法」の廃止に向け全力を挙げて参ります。

以上