声明・談話

2016年8月8日

天皇陛下のビデオ・メッセージについて(談話)

社会民主党幹事長
又市 征治

1.「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示している天皇陛下は、本日ビデオ・メッセージを通じてお気持ちを表された。日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましいあり方について、即位以来常に模索し続けてこられた立場からの率直な思いがにじみ出ていた。2度の外科手術を受け、加えて82歳と高齢であり、象徴といえども、一人の人間として人権やその思いは尊重されるべきである。公務の負担のあり方や国事行為の臨時代行、摂政を含めて論議し、必要があれば皇室典範を改正するなどの対応を行うべきである。

2.一方、退位の理由や認め方、退位後の処遇、呼称をはじめ論議し解決すべき課題は多い。日本国憲法は、「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」としている。天皇の地位については、国民世論を踏まえて対応すべきであり、思いを真摯に受け止めつつ、当面、国民的な議論の行方を冷静に見守りたい。

以上