声明・談話

2016年7月31日

東京都知事選挙の結果について

社会民主党全国連合
幹事長・選対委員長 又市 征治

1 本日、舛添要一知事の辞職に伴う東京都知事選挙の投開票が行われた。
 社民党は、民進党、共産党、生活の党の野党4党の統一候補として、市民連合も支援した無所属でジャーナリストの鳥越俊太郎候補を推薦し、選挙戦を闘った。
 結果は、自民党衆院議員を辞職して立候補した無所属の小池百合子候補が、元防衛・環境大臣の経験や高い知名度を武器に、自民党との対立を演出し、また女性初の知事誕生かの注目を集め、無党派層や自民、公明、野党の一部支持も得て、鳥越候補、自民・公明推薦の無所属・増田寛也候補らを破り、初当選した。
 鳥越候補は、告示の2日前に出馬表明し、ジャーナリスト、がんサバイバーの経験をもって、「あなたに都政を取り戻す」を掲げ、「住んでよし、働いてよし、環境によし」の政策、「安保法制反対、憲法を守る、原発ゼロ、非核都市宣言」、弱者に寄り添った平等な都政をつくるなどを訴え、一人ひとりの声を聞く現場主義の都政実現を強調したが及ばなかった。鳥越候補をご支持頂いた東京都民に心から感謝を申し上げる。

2 都知事選は、石原知事の都政の投げだし以降、自民・公明が支援し当選した猪瀬知事(12年)、舛添知事(14年)が2代続けて政治資金の不祥事で途中辞職し、都政に混乱と不信をもたらし、この4年間で3回目の選挙となった。
 選挙戦は、参院選中にまっさきに名乗りをあげた小池候補、自民・公明などが推薦し組織選挙を進めた増田候補、野党4党などが推薦した鳥越候補による三つ巴の構図となり、過去最多の21人が立候補した。都民は、新知事への期待として、庶民感覚やクリーンさ、安心・安定感、リーダーシップなどを求めていた。政策面では、政治とカネ、2020年の東京五輪・パラリンピック、待機児童解消や教育、医療・介護の充実、景気・雇用、治安・防災などに関心がもたれたが、課題が多岐にわたり争点が分散し、短期決戦や保守分裂選挙の中で政策論争は深まらず、イメージ・知名度先行型の選挙となった。また期間中、鳥越候補に対する週刊誌の悪辣なネガティブキャンペーンが行われ、弁護団が事実無根の選挙妨害であるとして告訴に至ったが、これが、出馬表明の遅れと合わせ選挙戦に与えた影響も少なくない。

3 社民党は、先の参院選で効果を生んだ野党統一候補の枠組みを都知事選でも実現し、4党が結束した闘いができた。衆院選にむけても野党間の選挙協力を推進していきたい。
 今後の都政においては、憲法を活かす政治、少子高齢化社会における社会保障や教育・子育て支援の拡充、安心して働き暮らせる街づくり、脱原発・再稼働阻止、防災・減災や公共交通の充実、一極集中や三多摩格差の改善等の実現にむけ、取り組みを強めていく。