声明・談話

2016年2月26日

関西電力高浜原発4号機の再稼働に断固抗議する(談話)

社会民主党幹事長 又市征治

1.本日、関西電力は、1月29日に再稼働した高浜原発3号機について、これまでの試験運転から通常態勢の営業運転に移行するとともに、高浜原発4号機を再稼働させた。20日には再稼働準備中の4号機の原子炉補助建屋で、放射性物質を含む1次系冷却水が漏れたばかりである。社民党は、住民の安全をないがしろにしたまま再稼働を強行した、関西電力、政府、原子力規制委員会に対し、断固抗議する。

2.4号機は、3号機と同じく、制御が難しく安全性の余裕度を減らすとの指摘がなされているMOX燃料を使うプルサーマル発電である。国が避難計画の作成を義務付けている30キロ圏12市町のうち10市町で、モニタリングポストが不足している現状になる。

3.「原発銀座」に位置する高浜原発において、原発が集中立地する危険性は顧みられていない。活断層などによる地震の対策や津波対策も不十分であり、実効性ある多重防護体制もなく、使用済み核燃料の対策なども未整備のままである。いったん事故が起きれば京都府や滋賀県等にも甚大な被害を及ぼすことも必至である。

4.2011年3月11日からまもなく丸5年になろうとしているが、東電福島第一原子力発電所事故はいまだに収束せず、原因解明もなされていない。住民の避難生活も続いている。昨年の夏も電力需要ピークを原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続いている。必要なことは危険な原発の再稼働ではなく、脱原発社会の道筋を切り開くことである。

5.しかも関西電力は、改正原子炉等規制法で「原則40年」となっている運転期間を延長させ、老朽化した高浜原発1、2号機まで再稼働しようとしている。安全を軽視し採算性を優先し、「寿命」の原則を反故にして延命させることは、あの事故の教訓から何も学んでいないに等しい。社民党は、新たな「安全神話」と無責任体制の復活を許さない立場で、「さようなら原発1000万人アクション」をはじめ、再稼働に反対する多くの市民の皆さんとともに、改めて、高浜原発の問題点を徹底追及するとともに、原発再稼働阻止・脱原発社会実現への取り組みを一層強化していく。

以上