声明・談話

防衛大臣   中谷 元 殿
航空自衛隊那覇基地司令 鈴木 康彦 殿

空自CH47ヘリの管制指示誤認にともなう那覇空港トラブル等に関する申し入れ

空自CH47ヘリの管制指示誤認にともなう那覇空港トラブル等に関する申し入れ

去る6月3日午後1時25分ごろ、離陸のため那覇空港の滑走路で加速を始めた全日空機の前方上空を、管制官の指示を誤認した航空自衛隊那覇基地所属CH47輸送ヘリが横切って飛行した。全日空機が急停止して離陸を中止し、衝突を回避したものの、直後に日本トランスオーシャン航空(JTA)機が着陸したため、滑走路上の両機がわずか400~500mの距離まで接近するトラブルとなった。

本件トラブルについては現在、国交省運輸安全委員会が事故に繋がるおそれのある「重大インシデント」として調査中である。原因や責任の所在など詳細は、同委員会の調査を待たねばならないが、きっかけが空自CH47ヘリによる管制官の指示誤認に基づく離陸にあったのは間違いない。

滑走路1本の空港としては全国2位の過密度を誇り、観光立県の玄関口である那覇空港にあって、一歩間違えれば大惨事になっていた。事態の重要性と緊急性に鑑み、怒りを込めて抗議する。

航空自衛隊関係者によると、通常ヘリコプターが離陸する際は、管制官の指示を機長と副機長の二人で確認し、復唱する決まりになっているという。かかる証言に従えば、本件トラブルは人為的ミスであった蓋然性が極めて高い。

防衛省にあっては、事の重大性を認識し、運輸安全員会への調査協力と再発防止策の徹底に努めるよう強く求めるものである。

そもそも、那覇空港は民間機と陸海空3自衛隊の航空機が錯綜する全国でも特殊な超過密の軍民共用空港である。それ故、かねてより自衛隊機絡みの重大事故が発生するたび、民間専用化を求める声が挙がってきた。

現在、参議院で審議中の防衛省設置法改正案が成立すると、「南西諸島防衛」の名の下に那覇基地のF15戦闘機部隊は2個飛行隊化され、さらに20機が追加配備される。

これ以上の過密化は、到底許されるものではない。那覇空港は第二滑走路を含めて、沖縄の産業振興のために民間専用化とすべきである。

以上、申し入れる。

2015年6月5日
衆議院議員 照屋 寛徳

社会民主党沖縄県連合
委員長 新里 米吉

社民・護憲ネット県議団
団 長 仲宗根 悟

(関連) 照屋寛徳のブログ
那覇空港は1日も早く民間専用化を