声明・談話

第86回メーデー・アピール

はたらく仲間の皆さん!

メーデーは1886年に米国労働者の8時間労働制を要求した一大運動に始まり世界に広がりました。人間らしさの回復を求めるたたかいは、いま、はたらくものの英知と連帯の力によって開催される第86回メーデーに引き継がれています。社民党はメーデーを心からお祝い申し上げ、全国のはたらく仲間の皆さんに、連帯と激励のメッセージを送ります。

4年目を迎えた東日本大震災の被災地では、マンパワーの不足、「復興格差」の広がりや避難ストレスの増加など今も多くの課題を抱え、国の復興支援がまだまだ必要です。社民党は被災された方々に寄り添った「人間の復興」支援をさらに進めるとともに、原発再稼働を許さず再生可能エネルギーへの転換を求めていきます。

今春闘は昨年に引き続きベア回答が目立ちました。しかし、実質賃金22カ月連続マイナス、社会保障の切り下げ、2017年4月の消費税再増税決定など安心の生活にはまだ遠いと言わざるを得ません。また中小企業や非正規労働者はなお厳しいままにおかれています。格差是正のために賃上げのすそ野を広げていきましょう。

国会では雇用と労働条件に多大な影響を与える派遣労働の改悪法案が三たび、上程となりました。「残業代ゼロ法案」「過労死促進法案」とも呼ばれる労働基準法の改悪法案を含め、はたらくものの権利を奪う労働分野の規制緩和に反対し労働者保護ルールを守り抜きましょう。

そして「戦争のできる国」づくりを許してはなりません。「集団的自衛権の行使」を可能とする「戦争法案」で、戦後70年の平和国家の歩みを止めてはなりません。国民に多大な犠牲を強いる過ちの道に踏み出すわけにはいきません。不戦を誓った日本国憲法はまさに正念場を迎えています。辺野古新基地建設を巡る「オール沖縄」の声に耳を傾けない安倍政権を許さず平和を守りましょう。

戦後70年を迎えた今、平和国家としての日本の在り方が問われています。安倍政権によって平和憲法が国民の手から奪われ、競争・規制緩和で格差はさらに拡大し、人権軽視・自助努力の弱肉強食社会に変貌させられていくことを許してはなりません。社民党は安倍政権の暴走をストップさせるとともに、いのちや暮らし、雇用、憲法を守るために邁進します。はたらく仲間の皆さんと連帯して奮闘します。はたらくものの団結で生活と権利、平和と民主主義を守りましょう。

第86回メーデー万歳!

2015年5月1日
社会民主党 党首 吉田忠智