声明・談話

「成人の日」アピール

吉田忠智

 本日、成人の日を迎えられたみなさん、こんにちは。

 私たち社民党は、みなさんの前途が平和で希望に満ちたものであることを心から願っています。

 しかし今の社会構造はとりわけ若者に困難を強いています。進学を諦めざるを得ない若者、奨学金とアルバイトで学生生活を送らざるを得ない若者など、家計と連動した教育の格差が、その後の人生に大きな影響をもたらしています。今、20代の約4割が低賃金の非正規雇用で働き、正規雇用の現場でもサービス残業が横行しています。雇用破壊や貧困・格差の拡大を放置するわけにはいきません。「自己責任」を強要し、若者たちをモノ扱い・使い捨てにする現状こそ日本の重大危機であり、これを変えなければ日本の未来はありません。社民党は、若者の味方となって一人一人の人格や個性を尊重し、みなさんが「生きやすい」と感じられる社会をめざします。

 また、エネルギーや環境問題にも若者の高い関心が寄せられています。被災地の復興支援活動や原発再稼働に反対するデモに集うたくさんの若者の姿、沖縄の美ら海・ジュゴンを守るために辺野古に結集する若者の姿こそ日本の希望です。日本が選択すべき道は「脱原発」の実現と持続可能で安全な「再生可能エネルギー」への転換を着実に進めることであり、米軍基地被害に苦しむ人たちを自分の身に置き換えて、原発や基地など国策の誤りを正し、日本の国土と自然、暮らしを守ることです。

 社民党がめざすのは「いのちと暮らし」を保障した「平和憲法」の理念が生きた社会の実現です。しかし、安倍政権によって私たちの、特に若者の「いのちと暮らし」がないがしろにされています。昨年4月の消費税増税の悪影響は、中高年層に比べて所得が低く可処分所得の少ない若者世代・子育て世代を直撃しています。また、昨年7月に閣議決定された「集団的自衛権の行使」をはじめとする「戦争できる国」づくりが、若い世代に多大な犠牲を強いることは、日本と世界の歴史が証明しています。社民党は、憲法で保障された様々な権利を国民から奪い、平和国家としての信頼を失墜させる憲法改悪の動きを阻止していきます。日本国憲法は、戦争の惨禍を教訓につくられたものであり、憲法9条(戦争の放棄)はひとりひとりの命の重みであり世界平和を守るものです。

 今春は4年に1度の統一自治体選挙が行われます。政治は日々の暮らしに深く結びついています。社民党は、若い人たちが政治や様々な分野に関心を持ち、ともに社会を変えていく力であることを確信しています。未来を担う若者が活躍できる機会を一緒につくるため、社会生活を送る上での困難を解消する施策に全力をあげます。

 平和で希望ある社会を一緒に創っていきましょう。
 本日は、本当におめでとうございます。

2015年1月12日
社民党党首 吉田忠智