声明・談話

2014年11月16日

沖縄県知事選挙の結果について(談話)

社会民主党
幹事長 又市 征治

1 本日、沖縄県知事選挙の投開票が行なわれた。この選挙は、米軍普天間基地の返還に伴う名護市辺野古の新基地建設を進めるのか止めさせるのか、埋め立てを認めるのか否かが大きな争点となり、沖縄の未来、日本の安保・外交政策を問う歴史的な選挙となった。
 社民党は、県政野党や自民党を除名された保守系議員、経済界や労働組合、各層が団結して擁立した前那覇市長のオナガ雄志候補を全力で支援し、選挙戦を闘った。
 オナガ候補は、「米軍基地は経済発展の阻害要因、辺野古に新基地を造らせない、普天間基地の閉鎖・撤去、21世紀ビジョン真の理念の実行」を必死に訴えた。
 結果は、オナガ候補が、新基地建設反対の民意を結集し、公約を破って辺野古移設を推進、埋め立てを承認した自民党推薦の仲井真知事の三選を阻止し、大差をつけて勝利した。
 同日選となった那覇市長選においても、社民党などが支援した前副市長の城間みきこ候補が、オナガ候補と一体となって新基地建設反対を訴え、自民・公明が推薦した前副知事の与世田兼稔候補を破り、初当選を果たした。
 新基地建設と埋め立て承認にノーを突きつけた沖縄県民の選択に心から敬意を表する。

2 選挙戦は、従来の保守対革新という構図が崩れ、仲井真知事と政府・自民党がタッグを組んだ新基地建設推進勢力に対し、オスプレイ配備の撤回と普天間基地の閉鎖・新基地建設の断念を求めるオール沖縄を代表するオナガ候補の一騎打ちとなった。他に普天間飛行場を巡る県民投票を公約にした下地元郵政担当大臣、辺野古基地建設阻止と埋め立て承認の取り消しを訴えた喜納元参院議員の4人による争いとなった。辺野古移設の是非を中心に、経済振興やカジノ、子育てや教育、医療・福祉、雇用、離党振興など沖縄の現状と将来を巡って政策論争が行なわれた。

3 安倍政権は、埋め立て承認を楯に、名護の市長選や市議選で示された新基地建設反対の民意を無視し、8月から抵抗する県民を強権的に排除しながら海底調査を強行した。
 知事選前には菅官房長官が「移設問題は過去の問題、安全確保の上で粛々と進める」と言い放ち、新基地建設の既成事実化をはかった。米軍が難色を示して立ち消えになったオスプレイの佐賀空港配備、中味は変わらない日米地位協定の環境に関する新協定の合意、仲井真知事が公約にした空想的な普天間の5年以内運用停止についての後押しなど選挙目当ての対策を見せたが、負担軽減はまやかしであることが明らかになった。

4 社民党は、200年も使用可能な最新鋭の巨大新基地建設を造らせるわけにはいかない。
 オナガ新知事とともに、誇りある豊かな沖縄をめざし、在日米軍専用施設の74%が押しつけられている沖縄の負担軽減にむけて、新基地建設の断念、普天間基地の閉鎖・撤去に尽力するとともに、米軍基地の整理縮小と日米地位協定の抜本的改定、安倍政権が進める憲法違反の集団的自衛権の行使を阻止し、戦争をさせない運動を強めていく。

以上