声明・談話

第85回メーデーアピール

 はたらく仲間の皆さん!
 メーデーは1886年にシカゴの労働者が8時間労働制を要求し、人間らしさの回復と安定した生活を求めて立ち上がったことから始まり、世界に広がっていきました。時を越えはたらくものの英知と連帯の力によって開催される第85回メーデーを心からお祝い申し上げ、全国のはたらく仲間の皆さんに、連帯と激励のメッセージを送ります。

 東日本大震災から3年が経過してもなお、被災された人々の住居や生活インフラの復旧は進んでいません。東京電力福島第一原発の事故でいまだに多くの人々がふるさとを追われて避難しています。社民党は被災された方々に寄り添った「人間の復興」支援をさらに進めるとともに、原発再稼働を許さず自然エネルギーへの転換を求めていきます。

 今春闘は久しぶりのベア回答が目立つ春闘となりました。抑え込まれてきた賃金が上昇することは喜ばしいことです。しかし、手放しで喜ぶことはできません。中小企業や非正規労働者はなお厳しいままに置かれています。そのうえ今年度の物価上昇率は3.2%と予測されています。消費税増税や社会保障の切り捨てで安心の暮らしには程遠いのが現実です。

 それだけではありません。国会では雇用と労働条件に多大な影響を与える派遣労働の改悪法案が上程されるなど、はたらくものの権利を奪う労働分野の規制緩和が進められようとしています。安倍首相の言う「世界で一番企業が活躍しやすい国」づくりの一環です。

 さらに「戦争のできる国」「国民が戦争に反対できない国」づくりです。安倍政権は昨年秋には国家安全保障会議(日本版NSC)設置法、特定秘密保護法など危険な法案を次々と成立させ、集団的自衛権の行使容認に向けた解釈改憲の意志をあらわにしています。

 安倍政権によって平和憲法が国民の手から奪われ、競争・規制緩和で格差はさらに拡大し、人権軽視・自助努力の弱肉強食社会へ変貌させられていくことを許してはなりません。社民党は安倍政権の暴走をストップさせるとともに、いのちや暮らし、雇用、憲法を守るために邁進します。

 社民党は安倍政権が進める新自由主義・新保守主義と軍事大国化ではなく、「平和・自由・平等・共生」の基本理念を日本社会に実現することをめざします。はたらく仲間の皆さんと連帯して奮闘します。はたらくものの団結で生活と権利、平和と民主主義を守りましょう。

第85回メーデー万歳!

2014年5月1日

社会民主党 党首 吉田忠智