声明・談話

2014年3月27日

「袴田事件」の速やかな再審開始を求める(談話)

社会民主党
幹事長 又市征治

 1966年に静岡県で起きた「袴田事件」の第2次再審請求審で本日、静岡地裁は裁判のやり直しを認める決定を出した。社民党は今回の決定を歓迎するとともに、検察は即時抗告を行わず再審の早期開始に協力するよう強く求める。

 今回の決定で静岡地裁は、確定判決で犯行時の着衣とされた「5点の衣類」について「捜査機関が捏造した疑いがある」と断じている。捜査手法をめぐってはこれまでも、自白調書45通のうち実に44通が違法な取り調べによるものと証拠採用されなかったほか、検察は第2次再審請求審で裁判所から命令を受けて初めて600点以上の証拠開示に応じるなど、著しい不正義がまかり通ってきた。こうした捜査機関の姿勢は厳しく批判されなければならない。

 また今決定は袴田巌さんについて、「極めて長期間、死刑の恐怖のもとで身柄を拘束され続けてきた。これ以上の拘置の続行は耐え難いほど正義に反する」と刑の執行停止と釈放を認めた。極めて真っ当な判断であり、78歳という袴田さんの年齢や心身の状態を考えれば、検察は速やかにこの決定に応じるべきである。再審開始の先延ばしは断じて許されない。

 社民党は今後も死刑制度の見直しに全力を挙げて取り組むとともに、取り調べの全過程の可視化や証拠の全面開示、代用監獄制度の廃止、被疑者が立会人なしに弁護士と接見できる権利の確保、さらには死刑確定者の処遇改善などを強く要求していく。

以上