声明・談話

「成人の日」アピール

本日、成人の日を迎えられたみなさん、こんにちは。

私たち社民党は、みなさんの前途が平和で希望に満ちたものであることを心から願っています。

しかし今の社会構造はとりわけ若者に困難な環境を強いており、学費のためのアルバイトや就職活動への不安、低賃金の非正規雇用や正規雇用でもサービス残業の横行などが、若者の体や心を蝕んでいます。これからさらに労働の規制緩和が進められると、雇用の“ブラック化”やワーキングプア、ハウジングプアを増やし、ますます人間らしい暮らしが奪われます。社民党は、労働者をモノ扱い・使い捨てにすることを決して許しません。若いみなさんが安心して働き、豊かな心を保ち、いつでも帰れる場所があり、家庭や子育てへの夢を描き、親の収入による教育格差もない、あらゆる場で安らげる「ホーム」を保障する若者支援策を目指します。

また、これからのエネルギー問題にも若者の高い関心が寄せられています。被災地の復興支援や原発再稼働に反対するデモに集うたくさんの若者の姿は、脱原発を望む人々の大きな希望となっています。仕事の場やふるさとを奪われた被災者の苦しみ、消えることのない放射能に怯える日々が、「核と人類は決して共存できない」ことを私たちに教えています。日本が選択すべき道は「脱原発」の実現とともに、持続可能で安全な「自然・再生可能エネルギー」への転換を着実に進めることです。

そして何より社民党が目指すのは「平和憲法」の理念が生かされた社会の実現です。私たちのいのちや暮らしは、憲法によって戦後70年近く守られてきました。しかし、多くの反対世論を無視して安倍政権が強行に成立させた「特定秘密保護法」は、国民の「知る権利」や言論・報道・取材の自由、国民主権を危うくするものです。かつて戦時中の日本では、国民に情報・言論統制を行い国家を賛美させ、逆らう者は逮捕するという強権政治が行われました。そして徴兵や強制労働により多くの若者のいのちや未来を奪いました。そんな時代に戻してはなりません。社民党は、憲法で保障された様々な権利を国民から奪い、日本を戦争のできる国に変えようとする憲法改悪の動きを阻止していきます。日本国憲法は、戦争の惨禍を教訓につくられたものであり、憲法9条(戦争の放棄)は命と世界平和を守るものです。みなさんの心に憲法9条の重みを刻んで欲しいと願っています。

20歳になったみなさんは、選挙権をはじめ様々な権利が発生し、また責任も負うようになりました。政治は日々の暮らしに直結しています。社民党は、若い人たちが政治や様々な分野に関心を持ち、ともに社会を変えていく力になることを期待しています。未来を担う若者が活躍できる機会をつくるとともに、社会生活を送るうえでの困難を解消する施策に全力をあげ、みなさんのこれからを応援します。

平和で希望ある社会を一緒に創っていきましょう。
本日は、本当におめでとうございます。

2014年1月13日
社民党党首 吉田忠智