声明・談話

2013年12月6日

ネルソン・マンデラ南アフリカ共和国元大統領のご逝去にあたって(コメント)

社会民主党党首 吉田 忠智

私自身も深く尊敬するネルソン・マンデラ南アフリカ共和国元大統領のご逝去の報に接しました。社会民主党を代表し、ご家族をはじめ南アフリカ共和国国民の皆様に心から哀悼とお悔やみを申し上げます。

人種の平等、差別の撤廃を求める運動は、この世に生を受けたものが平等の権利を持つという人類普遍の原理を思い起こさせ、マンデラ氏によって全人類共通のテーマとなりました。残念ながら、世界、日本においてもその理想は実現しておりませんが、マンデラさんが歩まれた道を思い起こし、今日から改めて取り組まなければならないと肝に銘じています。

社会民主党は、日本社会党時代、ネルソン・マンデラ氏の釈放と南アフリカのアパルトヘイト人種隔離政策撤廃を求め、運動に取り組んでまいりました。1990年2月、28年間の獄中生活から解放され、その10月には、ANC(アフリカ民族会議)議長として訪日されました。当時の土井たか子日本社会党委員長と会談し、お互いに交流を深め、新しい国作りへの協力を約束いたしました。

1994年4月、南アフリカ共和国において、全人種参加の初の総選挙が行われ、憲法が制定され、ネルソン・マンデラ氏が大統領になり、政策としてのアパルトヘイトは撤廃されました。しかし、「私の長い道のりは、まだ終わっていない」と語られ、そのお気持ちは近年も同じと伺いました。マンデラ氏はお亡くなりになりましたが、マンデラ氏のまいた種は全世界に広がり、その志を継ぐ者が続いています。社会民主党として今後とも、マンデラ氏が目指された理想の実現に向けてともに進んでまいります。

最後に、マンデラ氏の闘争の中で生まれた数多い名言から、
以下を引用し、故人を偲びたいと思います。

”The greatest glory in living lies not in never falling,
but in rising every time we fall.”
――生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことにあるのではない。
転ぶたびに起き上がり続けることにある。

国民の「知る権利」や表現の自由、言論の自由、取材・報道の自由を著しく制限しかねない稀代の悪法である特定秘密保護法案を巡って事態は極めて切迫しているいま、多くの日本の市民の皆さんとともにかみ締めたい言葉です。
どうぞ安らかにお休み下さい。