声明・談話

2008年11月14日

田母神前空幕長の懲戒免職等を求める申し入れ

内閣官房長官
河村建夫 様

社会民主党
党首 福島みずほ

 田母神俊雄氏は航空幕僚長という重要な職責にありながら、「日本は侵略国家であったのか」と題する論文を書き、民間企業のアパグループが主催した懸賞論文企画「真の近現代史観」に応募した。

そのなかで、「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」と述べた。これは過去に日本が行った植民地支配と侵略の歴史 を否定し、村山談話などこれまでの政府見解を否定する見解である。また自衛隊は「集団的自衛権も行使出来ない」と述べたが、これも政府見解に反するもので ある。

田母神氏は更迭されたものの、11月11日の参議院外交防衛委員会に参考人として出席し、憲法改正を主張し、何らの反省もないことを 示した。憲法99条に記されているように、公務員は憲法を擁護し尊重する義務があるにもかかわらず、公然と憲法99条に違反するような人物が航空自衛隊と いう武装組織のトップにあったことは、驚愕すべきことである。これを、すでに一民間人になったのだからとの詭弁を弄して黙認することは、問題をすり替える ものである。

自衛隊員はその職に就くに当たって、日本国憲法及び法令を遵守することを宣誓する。それに真っ向から反対し、文民統制(シビリアン・コントロール)を否定する人を任命した政府の責任はきわめて重く、他の自衛官に及ぼす悪影響は甚大である。

社民党は、政府に対し以下のことを要請する。

1.田母神前空幕長は懲戒免職とすること。
2.村山談話ならびに集団的自衛権に関するこれまでの政府見解を堅持すること。
3.政府は、文民統制を堅持し強化すること。隊員教育とりわけ幹部教育の内容を精査・改善し、再発防止策を徹底すること。

以上


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社民党の福島みずほ党首、近藤正道参院議員、山内徳信参院議員は08年11月14日、河村建夫官房長官に田母神・前空幕長の懲戒免職等を求める上記の申し入れを行った。