声明・談話

第76回 メーデー・アピール

全国の働く仲間の皆さん、社民党は、第76回メーデーを心からお祝いし、連帯と激励のメッセージを送ります。

1886年5月1日に人間らしさの回復のために8時間労働制を要求し立ち上がった米国労働者の闘いが、働く者の「団結の日」として全世界に広がり、1890年5月1日、ヨーロッパ各国やアメリカで第1回国際メーデーが行なわれてから115年を迎えました。

76回目のメーデーを迎える日本では、小泉政権の下、年金・福祉・医療などの社会保障と公的サービスの切り捨てが進められています。

「市場のことは市場に任せる」という市場万能主義によって規制緩和が進み、パート、派遣や契約、有期雇用などの「使い捨て型雇用」が急増しています。危機的な地球環境の再生に必要な森林や水資源が、採算性と効率性優先によって「商品化」される傾向が強まっています。

市場での「勝ち組」だけを優先する政策は、社会を二極化し、国民の暮らしに重い影を落としています。

今年は、戦後60年、そして被爆から60年に当たります。

私たちは、唯一の被爆国としてヒロシマ・ナガサキの悲劇を二度と起こさないよう、憲法前文と9条の理念を国際社会に広げていくことが問われています。

しかし、小泉政権により自衛隊が戦地イラクへ派兵され、集団的自衛権の行使の容認などを焦点として憲法9条の改悪、教育基本法の改悪が具体的な政治日程となり、「核武装」まで叫ぶ国会議員が少なくない現実に、私たちは非常に危機感を抱かざるを得ません。

働く仲間の皆さん。

互いに競争し、雇用と暮らしを脅かす社会ではなく、誰もが安心して働き、暮らし、支え合える社会の創造を目指そうではありませんか。

世界に横たわるさまざまな問題を戦争という暴力的な手段ではなく、対話や協力を通じた信頼関係を築くことで解決することに力を注ごうではありませんか。平和を一人ひとりの権利として確立しようではありませんか。

働く仲間の皆さん。

社民党は、働く者の英知と連帯の力が、必ずや平和で安心して暮らし、未来に希望が持てる社会を実現できると確信します。働く仲間の皆さんと共にある党として全力を挙げることを表明し、メーデーのアピールとします。一緒に頑張りましょう。

2005年4月29日

社会民主党党首
福島みずほ