声明・談話

2004年7月27日

内閣府特命担当大臣(防災)
井 上 喜 一 様

社会民主党党首
福島瑞穂

新潟・福井豪雨災害対策に関する申し入れ

今回の新潟・福井などをおそった集中豪雨によって、貴重な人命が失われ、関係県民の皆さんの財産等についてもきわめて甚大な被害が発生しました。 社会民主党は、集中豪雨災害発生直後に、現地県連合を中心に、災害対策本部を設置し、現地視察や情報収集、国・県・関係市町村に緊急援助要請を行うととも に、又市征治幹事長を団長とする福井豪雨災害対策国会調査団を7月22日に現地へ派遣しました。

わが党の調査でも、報道以上に深刻な被害実態、自然の猛威の恐ろしさが明らかとなっています。すでに関係自治体や、関係機関、ボランティアの日夜 分かたぬ努力も進められているところではありますが、現地は、引き続き被災者支援対策、被害復旧・復興、産業経済の回復、再発防止のための災害復旧事業の 早期促進などについて万全の対策が求められる状況にあります。また、激しい雨が短時間のうちに堤防の決壊や市街地の浸水を引き起こす今回の教訓を踏まえ、 従来の水害対策を根本的に見直す必要性があると受け止めています。

新潟県、福井県はじめ関係自治体からの政府に対する要望も伺って参りました。社会民主党としても、現地の復旧と被災民の方の安寧確保のため、とりわけ次の諸点について早期実現が図られますよう、申し入れます。

  1.  激甚災害法に基づく激甚災害の指定を早期に行い、復旧事業の推進を図ること。
  2.  普通交付税の前倒し交付及び特別交付税の前倒し交付を行うこと。災害復旧事業債の配分について積極的に対応すること。
  3.  生活の安心を取り戻すため、水道、電気、ガス等ライフラインの早期復旧を支援するとともに、被災者生活支援法による被災者の迅速な生活支援を図ること。また、仮設住宅設置を支援すること。
  4.  農業共済事業に係る共済金の早期支払いに努めること。農地、山地、農業施設等の災害復旧を支援すること。
  5.  三条刃物や越前漆器など地場産業が甚大な被害を受けており、被災企業等に対する災害融資等の支援を迅速・的確に行うこと。
  6.  泥やがれきなどの撤去作業を支援すること。災害廃棄物の早期かつ適正な処理に努めること。
  7.  今回の破堤・越水、浸水について、原因の究明、決壊箇所の補強、再発防止の方策を至急確立すること。中小の二級河川も含めて集中豪雨による河川の危険個所、都市化と宅地造成で雨水や下水がはんらんしやすい地域を再点検すること。
  8.  伝染病の発生を防止するため、病院・保健所等の連携体制を強化するなど、住民の健康維持と衛生管理に努めること。
  9.  貴重な文化的財産である一乗谷朝倉氏遺跡等も甚大な被害を受けたことから、文化施設の災害復旧に対する支援についても万全の措置を講じること。
  10.  流された鉄橋についての復旧支援を講じるなど、越美北線の早期復旧及び路線維持に努めること。
  11.  局地的集中豪雨に係る観測・予測体制について、一層の精度向上を目指し、予報の方法なども含めて再検討を行い、充実強化を図ること。
  12.  過去の出水による浸水地域の情報をいつでも知らせることができるようにするとともに、浸水被害予測図の早期作成に向けて、国は的確な支援を行うこと。
  13.  短時間で大量の降雨があり、すぐに水位上昇や決壊、はんらんが予想される今回の被災経験を踏まえ、局地的集中豪雨の際の避難方 法、情報伝達方法、救助方法などの防災体制のあり方を抜本的に見直すとともに、必要な関連法の改正も含めた対策を検討すること。特に防災情報の伝達・提供 の迅速化・確実化、1人暮らしや寝たきりの高齢者・障害者等のいわゆる災害弱者対策についての一層の体制整備に万全を期すこと。
  14.  被災者生活支援法の改正等を含め、深刻な被害を受けた個人住宅の救済策について抜本的に検討すること。