声明・談話

要請書

低温と長雨などによる日照不足等から農作物全般が生育不良、品質低下、収量の大幅減収が確実のものとなりました。

特に米は九月一五日現在における作柄概況によると、全国平均では作況指数九二の「不良」であるが、北海道および東北では太平洋側の地域を中心に、 七月中下旬の著しい低温の影響により不稔もみが多発したことに加え、いもち病の大発生により品質収量とも極度に低下したことで、作況指数は青森の七一や岩 手の七七などの「著しく不良」が見込まれる。

さらに、減反政策等の目まぐるしい農政で農家の生産意欲が減退し、担い手不足が深刻な状況の中で、今回の冷害は農家に著しい影響を与えています。

つきましては、米、果樹等をはじめとする農作物被害に対する緊急の対策措置を講ずるよう左記の事項を要請いたします。

一、被害農家に対して農業共済金の年内早期支払いをおこなうこと。

二、被害農家が金融支援をうけられるよう冷害地域への天災融資法の早期発動、激甚災害法の早期指定をすること。

三、主食用米の確保と被害農家の所得確保のために、規格外米の政府米として全量買い上げの措置をすること。

四、災害に関する制度資金の確保、貸し付け限度額の引き上げ、利率の引き下げ等条件緩和措置を講ずること。また、各種制度資金の償還期限延長、利子減免等条件緩和措置を講ずること。

五、農業所得税および地方税の減免措置とともに農業者年金保険料の減免および納付猶予をはかること。

六、来年の再生産ために種子の確保に万全を期し、種子代の助成措置等をもうけること。

七、被害農家に対する冬場の就労機会を確保すること。

八、農産物被害拡大を防止する営農・技術体制を確立すること。また、食の安全性等の確保のために有機農業や減農薬農業などの環境保全型農業への転換を推進すること。

二〇〇三年一〇月三日

農林水産大臣
亀井善之様

社会民主党
党首 土井たか子