声明・談話

2003年7月14日

江藤隆美衆議院議員の発言について(談話)

社会民主党全国連合
幹事長 福島瑞穂

  1. 自民党の江藤隆美衆院議員(元総務庁長官)が12日、福井市内で「南京大虐殺(の犠牲者)が30万人などというのは、でっちあげのうそっぱ ち」であるとか、国際連盟が発足する10年前の日韓併合(1910年)について「両国が調印して国連が無条件で承認したものが、90年たったらどうして植 民地支配になるのか」などと語ったことが明らかになった。植民地支配を肯定するかのような発言で1995年に総務庁長官の職を辞したはずの江藤議員が、再 び過去の歴史を歪曲し、日本の侵略行為や植民地支配を正当化しかねない発言を行なったことに対し、政治家にあるまじき発言として強く抗議する。
  2. また、江藤議員は同じ会議で、日本に滞在する外国人を「第三国人」と呼び、「中国や韓国やその他の国の不法滞在者が群れをなして強 盗をやっている」などの発言を行なったことも明らかになった。石原慎太郎東京都知事がかつて行なった発言と同様、外国人を不当に差別し、偏見だけを助長す るような発言は、許されるものではない。すでに中国や韓国から厳しい批判が寄せられているが、事実に基づかず、近隣諸国との友好関係を著しく損ねるような 発言は直ちに撤回し、謝罪すべきである。
  3. レイプ事件をめぐっての太田誠一衆院議員、森喜朗衆院議員、福田康夫官房長官の発言、さらには長崎県の男児殺害事件についての鴻池 祥肇防災担当大臣の発言など、閣僚や自民党幹部議員の問題発言が後を絶たずに続いている。政府ならびに自民党が、それぞれの発言に対し、責任を明確にせず に放置していることが、その大きな原因になっていることは否定できない。今回の江藤議員の発言を含め、本人ならびに自民党が、国民の納得できるような形で 責任を明らかにすることを強く求める。

以上