声明・談話

第74回メーデー・アピール

全国の働く仲間のみなさん、社会民主党は、第74回メーデーを心からお祝いし、連帯と激励のメッセージをおくります。
メーデーは、「8時間の睡眠と8時間の自由」をスローガンに掲げ、人間らしさの回復のために8時間労働制を要求し立ち上がった米国の労働者の闘いに端を 発し、やがて働くものの「団結の日」として全世界に広がりました。史上最悪の失業率、経営側のコスト削減圧力で賃下げさえ余儀なくされている今だからこ そ、私たちは働くものの団結の必要性を噛みしめなければなりません。

今年74回目のメーデーを迎えた日本では、小泉政権による強者のための経済政策と政治により、失業の増大と医療費3割負担をはじめ福祉の切捨て、 「解雇の自由化」につながりかねない労働法制の改悪など、働くものの暮らしと雇用は深刻な危機におかれています。リストラ・倒産による家庭崩壊、高校・大 学の中途退学、自殺、犯罪の増加など社会不安はその深さと広がりをみせています。

国連憲章や国際法に違反して米英両国政府によって開始されたイラクへの先制攻撃は、平和を願う世界の人々に大きな失望を与えました。にもかかわらず、小泉首相は米国を無条件に支持し、与党は首相の戦争支持の姿勢を拍手で迎えました。

有事法制関連三法案の強行成立をもくろみ、教育基本法を改悪しようという政府・与党の姿勢を見るにつけ、やがて憲法改悪による「戦争のできる国」づくりにと突き進もうとしていることに、私たちは強い危ぐ感を抱かざるを得ません。

働く仲間のみなさん。

強者のために互いに競争し雇用と暮らしを脅かし合う社会を選択するのか、誰もが安心して働き暮らせるために互いに支えあう社会を選択するのか。

国家、民族、宗教間の「対立」をいのちと環境を奪い破壊し、後世にもその傷跡を負わせ憎しみの連鎖を生み出す戦争とテロをもって「解決」するの か、いのちの重みに違いがないことを全ての中心に据え、互いの歴史、文化、習慣、考え方に根気強く耳を傾け、「地球人」という家族が平和に豊かに暮らせる 非戦の努力にこそ心血を注ぐのか。この選択は、私たち自身に委ねられています。

社会民主党は、働くものの英知と連帯の力は、必ずや平和で安心して暮らせ、未来に希望がもてる「当たり前の社会」を実現できると確信しています。

雇用を守り・創り、武力無き国際連帯による世界の恒久平和を望む声が反映される政治に向け奮闘し、そのための政権交代を実現するために全国の働く仲間のみなさんと各地でスクラムを強めることを表明し、メーデーのアピールとします。

2003年5月1日

社会民主党 党首
土井 たか子