声明・談話

2001年4月3日

駐日アメリカ合衆国臨時大使
クリストファー・J・ラフルアー閣下

社会民主党 幹事長
渕上貞雄

申し入れ書

昨日午前10時46分頃、米海軍の原潜「シカゴ」が事前通告をまったく無視して佐世保に寄港し、20分後に出港した。

米原潜の寄港に際しては、米国政府の口上書(1964年8月24日)に基づいて「少なくとも24時間前に、その原子力軍艦の到着予定時刻及び碇泊又は投錨の予定位置につき通報する」こととなっている。

初寄港から冷戦終結(89年)までの間このルールは守られてきたが、91年以降度々「24時間前に寄港」するケースが増えてきた。地元佐世保の社民党や地区労はその都度、日・米両政府に対して「事前通告」を厳守するよう申し入れてきた。

今回のように事前通告抜きの寄港は初めてであり、米国政府自らつくった原子力軍艦寄港のルールを破るのであれば、放射能測定の態勢もとれず、民間船舶の航行や市民の安全は著しく損なわれてしまう。

私たちは、こうした事態を断じて容認できない。さる2月9日には、米原潜「グリーンビル」による水産実習船「えひめ丸」沈没事件が起きたばかりであり、その原因究明と再発防止策が明確になるまでの間、米原潜の日本寄港は見合わせるべきであると厳重に申し入れていた。

社民党は、以下の事項を申し入れるので、貴職におかれては、日米の信頼関係を損なうことのないよう、迅速かつ誠意ある対応をとられるよう、強く求めるものである。

  1. 原潜「シカゴ」が事前通告を無視して寄港した理由を明らかにすること。
  2. 米海軍の原子力軍艦寄港に関する「事前通告」について、日米両政府で「協定書」を取り交わすこと。
  3. 「えひめ丸」沈没事件の原因究明と再発防止策が明確になるまでの間、米原潜の日本寄港は見合わせること。
  4. 日本領海・近海における米原潜の行動形態・運行マニュアル・訓練海域を公表すること。