声明・談話

2001年2月13日

宇和島水産高校の遠洋実習船「えひめ丸」と
米原潜「グリーンビル」の衝突事故について(談話)

社会民主党全国連合
幹事長 渕上 貞雄

 2月9日午後1時45分(日本時間10日午前8時45分)ごろ、ハワイ・オアフ島のホノルル沖で、米海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」が愛媛県 宇和島市の宇和島水産高校の遠洋実習船「えひめ丸」に衝突した。「えひめ丸」はまもなく沈没し、乗っていた35人のうち26人が救助されたが、なお、生徒 4人と教官2人、船員3人の計9人が行方不明となっている。社会民主党として、行方不明の方のご無事を衷心よりお祈りすると同時に、学校関係者、ご家族、 救援関係者のみなさまに対して、心からお見舞い申し上げる。

すでにブッシュ大統領とパウエル国務長官からも謝罪の意が伝えられているが、事故の全責任が米原潜側にあることは明らかである。冷戦後、世界最強 の軍隊となった米軍はあまりにも不遜であり、あまりにも傲慢であるといわざるを得ない。日本国の安全に資するはずの米軍は、実際には日本国民を傷つけ被害 をもたらす迷惑な存在に過ぎないという実態を示す事故ともいえる。

日本政府の対応は、森総理が事故後もゴルフを続けるなど、官邸の危機管理の甘さを露呈し、その責任はまことに重大であるといわざるを得ない。

今回の事件について社会民主党として厳しく抗議すると同じに、今後、事故の責任を厳しく追及していく決意である。なお、さしあたり、下記の点について要求する。

  1. 米政府・米軍は、行方不明者の捜索に全力をあげ、徹底した救援活動を続けること。「えひめ丸」を引き上げるなど、あらゆる手立てを講じて、乗員全員の安否を確認すること。
  2. 事故原因を徹底的に解明し、再発防止の施策を行なうこと。事故原因の解明にあたっ ては、米政府内の作業では不十分である。米軍の活動に批判的な立場の専門家など、日本側も含む第三者機関を設置して作業を行なうべきである。
  3. 日本政府は、上記諸点について、米国政府に毅然とした外交交渉を貫徹すること。

以上