声明・談話

98年参議院議員選挙に関する最高裁「合憲」判決について(談話)

2000年9月6日
社会民主党幹事長 渕上 貞雄

  1. 「一票の格差が最大4.98倍となった1998年7月の参議院選挙をめぐる定数訴訟について、最高裁は「合憲」の判決を下した。しかし、 15人中3分の1の5人の裁判官が違憲との認識を示したことはかつてないことであり、もはや1票の価値の格差の是正はゆるがせにできない事態に立ち至って いることを示している。しかも鹿児島県選挙区と三重県選挙区の「逆転」状態も存在している。
  2. 社会民主党は本訴訟提起者またその背後にある多くの国民の定数是正を求める声について、厳粛に受け止める。二院制における衆議院と参議院の 役割の違いを理解しつつも、投票価値の平等は選挙制度の決定に当たって考慮されるべき極めて重要な問題であり、立法府が主体的に定数是正をすることが本来 の責務であると考える。
  3. 第19回参議院選挙が目前となっているにもかかわらず、与党は、国民の声に背を向け、参議院議員の定数削減や非拘束名簿式への変更を臨時国 会で強行しようとしている。選挙制度は党利党略で変更すべきではなく、定数是正を求める世論を真摯に受け止めた対応が必要である。社民党は、参議院改革と 併せて、定数是正の実現のために全力を尽くす決意である。