声明・談話

1999年12月13日

小 渕 恵 三 殿

社会民主党
党首 土井 たか子

空中給油機導入に反対する申し入れ 政府は、明日の安全保障会議で、空中給油機の導入を決定しようとしていると、伝えられている。いうまでもなく、空中給油機の導入問題は、1960 年代後半から何度も国会で議論され、その結論として1973年、F4戦闘機の導入に際して、田中角栄首相(当時)の決断として、4月10日の国会で(1) 空中給油はしない、(2)空中給油機は持たない、(3)空中給油機の訓練・演習もしない、と明言した。そして直ちに、日本が保有するファントム128機か ら空中給油装置が撤去されたのである。

そもそも、空中給油機を導入すれば、対地攻撃能力のある戦闘機が、周辺国の基地まで攻撃する事が可能となり、他国、とりわけアジア近隣諸国に侵略的、攻撃的な脅威を与えることになる。

わが国の防衛政策の基本方針である「専守防衛」を逸脱することは明白であり、周辺国の反発や、警戒感を強める事は必至である。あらゆる角度から見ても、これまでの内閣の方針をくつがえして、今、空中給油機を導入する必要は全くない。

社会民主党は、明日の安全保障会議で、空中給油機の導入を決定することを取り止めるよう、強く申し入れる。

  以上