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トピックスfrom社会新報

憲法問題の争点隠しは不誠実 不公平税制是正し財源つくれ

NHK「日曜討論」 参院選政策で吉田党首

日曜討論 吉田忠智

与野党9党の党首が19日、NHK番組「日曜討論」に出演し、参院選政策について議論を戦わせた。

憲法問題について社民党の吉田忠智党首は、自民党の安倍晋三首相(同党総裁)に対し、総裁任期中の改憲を公言しておきながら、この間は「街頭で一言も憲法に触れないのは不誠実。正面から国民に訴えるべき」と安倍首相の争点隠しを批判すると同時に、「日本国憲法のこれまで果たしてきた役割をどのように考えるのか」とただした。

首相は「憲法審査会で十分な議論が行なわれていない中において、収れんしてないから、何条を変えるかということをまだ選挙の争点にするに至っていない」と述べ、改定内容を問うのは国民投票を前に国会が改憲を発議するときでよいとしつつ、今回の選挙では改憲派で3分の2を「もちろん構成したい」と答える矛盾した態度。吉田党首からの質問には答えなかった。公明・山口那津男代表も「今回の選挙では争点にならない」と首相に歩調を合わせた。

吉田党首は、社会保障財源について、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して大企業や富裕層が課税逃れをする一方でサラリーマンは所得が100%捕捉されていると指摘した上で、「資産課税、金融(所得)課税、所得税の累進性ももっと強めて不公平税制を是正して社会保障財源もつくっていくべき」と主張した。

首相は、消費税率10%を前提とした低年金者への給付金や年金受給資格を得られる保険料納付期間の短縮に関して、「全てのメニューを行なうことはできない」との曖昧な態度に終始。公明・山口代表も「消費税を上げたのと同じことをイコールでできるかどうか、ここは慎重になるべき」と述べ、あくまで明言を避けた。

(社会新報2016年6月29日号より)

6・19 沖縄県民大会

海兵隊撤退を決議
6万5000人が結集
元米海兵隊員による女性殺害糾弾

6・19 沖縄県民大会

「同じ世代の女性の命が奪われる。もしかしたら私だったかもしれない。私の友人だったかもしれない。信頼している社会に裏切られる。何か分からないものが私をつぶそうとしている感覚は絶対忘れない」(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議共同代表の玉城愛さん・名桜大生)。

「元海兵隊員による、残虐な蛮行を糾弾!被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が19日、那覇市で開かれた。約6万5000人の参加者は、日米両政府に①遺族と県民に対する謝罪と完全な補償②在沖海兵隊撤退、米軍基地整理・縮小、県内移設によらない普天間基地閉鎖・撤去③日米地位協定抜本改定  を求める大会決議を採択し、「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤退を」のメッセージボードを掲げた。主催はオール沖縄会議。

翁長雄志知事は「21年前のあの痛ましい事件を受けての県民大会で二度とこのような事件を繰り返さないと誓いながら、政治の仕組みを変えられなかったことは、政治家として知事として痛恨の極みであり、大変申し訳なく思っている」と悔恨の弁。地位協定の改定を米側に要求せず、「辺野古移設が唯一の解決策」と繰り返す安倍政権の姿勢について「この問題を解決しようとする先にいかに大きな壁が立ちはだかっているか、私たちは思いを至さざるを得ない」と述べた上で、「このような事件が二度と起きないよう県民の先頭に立って日米地位協定の抜本的な見直し、海兵隊の撤退・削減を含む基地の整理・縮小、新辺野古基地建設阻止に取り組んでいく不退転の決意をここに表明する」と力強く語った。

沖縄県民大会に呼応して国会前1万人

19日の沖縄県民大会に呼応して同日、全国各地で集会が開催された。国会前では「いのちと平和のための6・19大行動」が呼びかけられ、約1万人が集結。米軍属によって殺害されたとされる女性へ黙とうをささげ、「女性被害許さん」「基地のない沖縄を」などと書かれたプラカードを高々と掲げてシュプレヒコールを上げた。

現地から駆けつけた沖縄平和運動センターの大城悟事務局長の訴えに続き、県民大会からの生中継で翁長知事の地位協定改定などに向けた決意を聞き、参加者は沸き上がった。社民党からは吉田忠智党首があいさつし、「沖縄の尊厳を取り戻す」と連帯を力強く訴えた

(社会新報2016年6月29日号より)

アベノミクス 「言った者勝ち」にもうだまされるな

社会新報 主張

参院選の本格的な幕開けを告げる党首討論会で、アベノミクスの誇大宣伝は見過ごせぬレベルに達した。

安倍首相が冒頭に語り、自民党の公約集でも頭に登場する「史上初めて有効求人倍率が全都道府県で1を超えた」という自慢話。一方 で首相は、生産年齢人口が減る中で名目GDPを増やしたと胸を張ったが、この減少の求人倍率への反映は考慮しないのか。しかも、正社員の求人は1未満だ。

[つづき→アベノミクス 「言った者勝ち」にもうだまされるな ]

(社会新報2016年6月29日号・主張より)

「改憲」の争点隠しに躍起

「日曜討論」で又市征治幹事長の指摘に与党

又市征治

与野党9党の選挙対策責任者が12日、NHK番組「日曜討論」に出演し、参院選について議論した。社民党から又市征治幹事長・選対委員長が出席した。

参院選の争点について自民・茂木敏充選対委員長は「(アベノミクスの)前進か後退か」だとし、憲法問題に関しては「議論したいと思っているが、ぜひ対案を出してほしい」と発言。公明・斉藤鉄夫選対委員長も「今回の参院選で憲法が争点ではない」と断言し、与党側はそろって「安倍改憲の是非」という最大の争点隠しに躍起となった。

これに対し又市幹事長は、安倍首相がアベノミクスを争点に掲げた直近の衆参選挙後の特定秘密保護法や戦争法の制定強行を例に挙げて「安倍総理は選挙になると経済政策優先ばかり言う」「結局憲法に関わるものをその後で多数を持って強行していくというやり方」と指摘。首相が答弁で自民党総裁任期中の改憲実現や集団的自衛権行使の全面容認に言及してきたことに触れた上で「憲法3原則、なかんずく9条をしっかり守っていく。それがわれわれの対案だ」と強調した。

(社会新報2016年6月22日号より)

推薦の自公両党は都民に説明すべき

■舛添都知事辞任で

政治資金の私的流用問題で公私混同との批判を浴びた東京都の舛添要一知事が15日、辞職願を提出したことについて、社民党の又市征治幹事長は同日、「辞職は当然」だとする談話を発表。この間の舛添知事の迷走の背景には知事与党である自公両党の「党利党略が見え隠れしている」として、舛添氏を推薦した両党から「都民に説明があってしかるべき」だと指摘した。

また、次の知事選への対応に関して「この間国政においては参院選への対応等で4野党と市民の協議と共闘が進んできた。今度こそクリーンで都民本位の都政を実現できる知事が誕生するよう社民党も全力で努力する」とコメントした。

(社会新報2016年6月22日号より)

野党共通政策 「アベ政治」に対する対案パッケージ

社会新報 主張

社民、民進、共産、生活の野党4党と「市民連合」は7日、政策協定を結んだ。その内容は、野党と市民の共闘の立脚点である「安保法制の廃止と立憲主義の回復」、その前提としての「与党と改憲勢力の3分の2議席獲得阻止」に加え、「個人の尊厳の擁護を実現する政治」として、「公正で持続可能な社会と経済をつくる」観点から、格差・貧困の解消、保育士の処遇改善、教育費負担の軽減、正規・非正規労働者の均等待遇、最低賃金引き上げ、女性への雇用差別の撤廃と男女賃金格差の是正などを掲げたものだ。

[つづき→野党共通政策 「アベ政治」に対する対案パッケージ]

(社会新報2016年6月22日号・主張より)

社民党が参院選公約を発表

■アベ政治の暴走を止める

吉田忠智

社民党の吉田忠智党首は14日、党全国連合で、党の参院選公約とポスターの発表会見を開き、「社会民主主義政策を掲げる日本でただ一つの政党としての存在意義がかかっているまさに正念場の戦い」と選挙戦への意気込みを示した。

「アベ政治の暴走を止める」のスローガンについて吉田党首は、これは昨年来の戦争法反対の闘いに立ち上がった広範な人々の訴えを一言に集約したものだとして「今回の参院選はこれに尽きる」と強調。

併せて「アベ暴走政治への対抗軸には平和・自由・平等・共生を柱とする社会民主主義政策が最も有効だと確信している」と指摘した。

選挙の争点として吉田党首は「憲法を守らない、国民の命や暮らしを顧みない、目的のためには手段を選ばない、約束を破っても平然としているアベ政治の暴走を止められるかどうか」「(改憲派で)3分の2を得れば、(選挙で)言っても言わなくても安倍総理は憲法改正国民投票の発議に進む。憲法改悪を阻止できるかどうか」の2点を挙げた。

選挙の戦い方では、全1人区での野党候補一本化について「県レベルでも中央段階でも社民党が野党連携の要石の役割を果たしてきたと自負している」とコメント。その上で「協力すべきは野党4党がしっかり協力し、社民党として主体性を発揮すべきは発揮しながら、選挙戦を社民党党首として、また比例の候補者としても先頭に立って戦う」と決意を語った。

(社会新報2016年6月22日号より)

選挙に行こう 政治変えよう

6・5全国総がかり 国会周辺4万人

6・5全国総がかり大行動

総がかり行動実行委員会(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)と市民連合(安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)は5日、国会周辺などで「6・5全国総がかり大行動」を行ない、4万人以上が「参議院選挙は野党が勝利!」「市民も野党もまとまるぞ!」の声を一帯に大きく響かせた。

国会前集会では社民・吉田忠智党首、民進・枝野幸男幹事長、共産・山下芳生副委員長があいさつ。吉田党首は1人区候補一本化について「まだスタートライン。いかにこれから多くの国民をひきつけるかが課題」と述べた上で、政権の多くの個別政策に対する反対が多数なのにもかかわらず内閣支持率は堅調に推移していることに触れて、「このねじれを解消するのが7月10日までの私たちの最大の仕事」と呼びかけた。

(社会新報2016年6月15日号より)

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